・スタッフの勤怠管理（残業・深夜割増の未払いを防ぎ、合法的に抑制する）
・服務規律遵守の為の就業規則
（個人情報の守秘義務・制服等の転売防止・会社所有物の私的利用禁止等）

・スタッフの競業企業への転職防止対策
・在宅医療の労務管理（移動時の非正規従業員の報酬等）

・登録ヘルパーさんの移動時における給与

・休憩時間の取扱い（食事介助の取扱いや昼食時の職場離脱の可否）

・残業時間の抑制
・研修時のトラブル防止

ルールが無いために無用なトラブルが発生する事があります。解釈によって大きく差異が発生しそうな行為は予め就業規則に定めておきましょう。

医療事業所の労務管理
大規模な医療・介護事業所では従業員の服務規律の遵守が非常に重要です。送迎用の車を私的に利用し事故が発生したり、制服の転売が行われた事業所もあります。患者・利用者様の既往歴は個人情報の中でも非常に重要度が高いものとなっており、万が一漏えいするような従業員がいた場合には早急に再発防止策を講ずるとともに懲戒処分を行わなければなりません。一方、小規模な診療所においては１人の重要性が格段に高く、ライバル診療所への転職は大きなダメージとなります。最低でも近隣の同業への転職は就業規則で一定の制限をかけることが必要となります。
介護事業所の労務管理
介護事業所は、特に従業員の定着が難しいと言われています。 また、開業する際の敷居がが他の業種に比べ比較的低いため、労働者が他の労働者と利用者様を引連れて独立してしまうケースが頻繁に発生しています。このようなケースに対して、最低でも就業規則に制限を記載しておく事が重要です。
また、訪問・通所・入所系の介護事業所はそれぞれ移動時・休憩時・定時を超えた後の賃金について問題が発生しやすいようです。従業員との無用なトラブルを回避する為、明確なルールを作成し（就業規則）法律に則った運用が大切です。